GW明けて早々、名誉会長!事件です!

創価学会かたり融資詐欺、みずほ銀から14億円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000201-yom-soci
元学会員(犯行当時は現役学会員)による詐欺事件だそうで。

既に内部事情に詳しい人間による、学会員を狙ったオレオレ詐欺や財務先の虚偽口座を教えて振り込ませる詐欺が実際に報告されているが。
今回は、学会の名を語り詐欺。容疑者は昨年の2004年春に退会しているが、詐欺行為を働いていたのは2003年末頃。詐欺行為中は現役学会員だったということである。
創価学会は迷惑を被ったのだから、この度はお気の毒で御座いました、であるが。
でも、なんか…なんだかなあ。
どうやら主犯格は創価大学元教授の親族。内部か外部かはわからないが、他に関与者がいて数名逮捕されているとのこと。
うーん。

真面目な学会員さんは「学会を利用するなんて!酷い!」とお怒りであろうが。公称よりは少ないけれど、それでも日本最大の会員数を抱える宗教団体。
実際に「創価学会をターゲットにした市場」という市場がある。
以前、ショッピングモールのイベントスペースに持ち込まれた企画が学会イベントで、というブログを書いたが、そういう予期せぬ場合をのぞき、さらに多少のイメージダウンに目をつぶれば(失礼)、学会イベントというのは「一定以上の集客と収益を見込め、かつ人材グループによってスムーズに運営してもらえる」という存在でもある。
学会系雑誌の仕事は金払いが良いうえに、学会員が必ず購入するので収益があがるようになっている。
特定人数を確保している購読者に向けて、そういう雑誌(新聞)に広告を打てば、高い広告効果が得られる。
…仕事の中で、実際に聞きした話(創価の仕事はしたことはありません。あしからず)。これは広告業界の話だけれど、きっとそういう話はザラにあるのだろうし、建設業界などの違う業界にも存在するだろう。
学会や学会員が動けば、お金が動くと思われているのだ(実際動くから市場が成り立つのだけれど)。
「私達は真面目に信心してるのよ!」とお怒りな方もいらっしゃるだろうが……財務するでしょ?で、聖教新聞読むし、学会系雑誌も買うでしょ?学会書籍も買うでしょ?民音主催のコンサートとか行くでしょうし、学会イベントも行くでしょ?………動いてるでしょ?お金。
現実に学会関係には惜しげもなくお金を注ぎ込む人がいる。
お金、って表記するとエグいけど、一種の経済活動の形。
それで学会も潤うし、系列出版社や民音も潤うし、それをターゲットにして外部の企業が食いつくわけで。で、それを利用して悪さをしようとしているわけで。

って、ここまで書いて思ったのだけど、こういう次元の問題でもないような気がするのだ。

みずほ銀行が14億も詐欺られるなんて、担当者はどういう審査で融資したんだよ、と思う。
そういう「市場」を思えば、そして会員数も多く日本最大の宗教団体で大きなお金が動くことを思えば、回収のあてがあると判断したのだろうか。もしくは、「なんらかの事情」で「断れない」と判断したのだろうか。
容疑者グループは学会が外部から経済的にも影響力的にも「どういうふうに思われているか」ということと、学会内部の事情も熟知している立場で犯行に及び…でもなあ、にしたってなあ……数年にも渡って騙されるものなのかなあ(創価学会、と聞けば「怪しい!」モード全開になって臨戦態勢になるアンチな私だからそう思うのだろうけど)?
だって14億よ?あまりに大きくない?
迎賓館建設計画で1億4千万、大学寮建設計画で5?6年で計14億。
ネットで融資する側の行員向け講座などを読んでみたけれど、それだけ巨額の融資を、大きなの団体に支店レベルで行うとは思えないのだ。
それに詳しくないけれど融資には実印が必要なのでは?印鑑登録しているんじゃないの?偽造したのなら実印がどういう形の版か知っているってこと?実印を扱う部に近い存在なわけ?
疑問はつきないが、疑問の答えはどうせは報道されない。
最大の疑問はそのお金、結局どこに行ったの?
いろいろ腑に落ちなくて、なんか釈然としないけど、釈然としないままニュースは忘れ去られていく。

しかし、集票マシーンに、詐欺のダシに、いろいろ利用されて、あくまで「末端の方々には」お気の毒様ではあるが、創価学会が末端学会員さん以外の「誰か」や「何か」のために組織作りをした結果、そういう輩を寄せ付けやすい組織にもなっている。しかも、そういう輩は外部ではなく内部にもいたのである。
いやあ、本当にいろんな人がいますねえ。