ハロウィンでもないのに、パンプキンが来た。
本当は数日前からあったらしいのだが、どんの仕事場にあったために私が気づかなかった。というか、どんが言わなかった。
夕べ、仕事から帰って、発見。
先月は来なかったし、今月も発売日からしばらく間があったので安心していたら。
パンプキン配達人婦人部E様再登場である。(しかも私が留守の時間に)
12月24日ブログ参照

「断ってくれたのではないのかな?」
「断ったよ。こういうのは俺が自分で買わないといけないことですし、読まないからもったいないしってちゃんと言った」
「じゃあ、なんでこれがあるの?っていうか、どんに読んで欲しいんじゃなくて、私に読ませたいから買ってきてるんでしょ。どんが買わないといけないっていったって意味ないじゃん。ちゃんと断ってくれたの?」
「断ったよってば。だって私の好きで持ってきているんだから、って聞かなくて
聞けよ。
機嫌が急降下する私に、どんがとりなすように言う。
「あのね、その、Eさんっていう人はさ、常識的な人でね、熱心だけど学会の悪いところは悪いと言えるような…」
「前も聞いた。でも常識的とは言えない。どうして聞いてくれないの?私が嫌だっていうの知ってるでしょ?Eさん。好きで持ってきてるって、私の嫌な気持ちは無視するの?……もういい、電話番号教えて。直接言うから」
「え、それは困るよ。こっちにも付き合いとか立場とかあるんだから」
「嫌なものを断った程度で崩れる、脆い組織なの?その程度の付き合いなの?」
「そういうわけじゃないけどさ、いろいろあるんだよ。それに華ちゃんが失礼なことを言ったりしたら」
「知りません。組織と私は関係ありません。…あのね、失礼っていうけどね、私は家に来る学会員さん達に対して失礼なことしたことある?お茶だして、『いつも夫がお世話になっております』ってニコニコ挨拶してるじゃん。私が一度として『貴様らにゃ、家の敷居はまたがせねぇ!』って怒鳴ったか?役職を頼みに来た人にだって丁寧に接したじゃん。『夫をこれ以上忙殺させるつもりか、ボケ!』って怒鳴ったか?失礼なこと言ってないよ。失礼なのはEさんのほうでしょ、違う?」
「でもさ、華ちゃんが電話したら、Eさん『自分から電話してくれた?、声が聞けた?』って喜んじゃうんだよ。きっと、そしたら華ちゃんのことだから、激怒するような気がする。華ちゃんは一回激怒してすむかもしれないけどさ、俺はこのコミュニティとずっと関わっていくんだよ」
「はあああ?断りの電話を入れたら喜ぶ????!!どこまでおめでたいの??!!」
「ほら、怒った」
それから喧嘩勃発ですよ。罵りあい(笑)ですよ。
罵詈雑言は割愛するが、
簡単に言うと、どんは「読めって強要しているわけじゃないし、嫌なら雑誌の存在そのものを無視をしておけばいいだけで、波風が立つようなことをわざわざ言わないで欲しい。そもそも華ちゃんは学会に過剰反応しすぎ」という主張で、私は「家の中で無視をしても持ってくる人には伝わらない。私にははっきり嫌だ・ノーという権利がある。いつまでもズルズル受け取るよりはっきり断りたい。過剰反応をしているかもしれないが、夫以外の学会員が家の中に入り込まれるのは不愉快」という主張。
まあ、噛み合わないのはいつものことなのだが、パンプキン配達人Eさんがパンプキンを持ってこなければ喧嘩になることもなく、私にしてみれば、喧嘩配達人
どんは喧嘩の最中「死ぬ気で断るよ!」と言っていた。
雑誌ひとつ断ろうとすると命をかけねばならぬのか、創価学会は断る人を処刑でもするのだろうか。コワイコワイ。
と、言うのは言い過ぎで、「組織内の人間関係をギクシャクさせるつもりで」という意味なのだろうけど、いらないものをいらない、と言うだけでギクシャクする人間関係って如何なものかと思う。じゃあ、あれか。夫婦仲がギクシャクするのはOKか?違うだろ?
きっと前提として「良いことをしている」という考えが組織の人間関係にあるのだろう。学会雑誌を人に押しつける勧めることだって「広宣流布」だ。
そういう風に思っている学会員と、全く思っていない私と、話が噛み合うわけがない。
どんだって、Eさんが「良いことをしている」と思っていることをわかっているから、そこに水を差すことが出来ないのだろう。
だからってどうして私が我慢しないといけないのですか?
「もう一回、断るから、我慢してくれよ」
いやいやいやいや、我慢したくないんですけど。
「俺を板挟みにしないでよ」
可哀想などん。人の話を聞かない学会員と、アンチの妻の間に板挟みにされて。
可哀想などん。でも、私は譲れないのよ。自分のフィールドは守りたいのよ。私のフィールドにいる学会員は、どん一人で十分なの。
どんが好きに学会活動をする代わりに、私のフィールドに学会を立ち入らせないって何度も言ったでしょう?

なんだかんだで、再びどんが断りを入れることに。
でも「断りの言葉はこっちに任せて欲しい」と。
どうせ、無難な事を言うのだろう。意味ないじゃん!

私はEさんにはっきり言いたいのだ。はっきり断りたいのだ。
Eさんの「好きでやっている」行為そのものが、私を不愉快にさせること。
Eさんの「好きでやっている」行為そのものが、喧嘩の原因になること。
私はEさんとは会ったことも話したこともない。そういう相手にして良い行為だとは思えない。こちらからは夫を介して嫌だということも持ってこないで欲しいということも伝えている。その言葉を聞き入れて持ってこないで欲しい。
どんを介してでなく、自分で伝えたいのに。
結婚前に「ちゃんとこういうことは断る」と言っていたどんも、組織のしがらみとやらではっきりは断れないということが判明した。学会への窓口たる夫が頼りにならないなら、私が出ていくしかない。…そもそも押しに弱く人の良いどんに出来ることではないだろう。結局押し切られて、パンプキン現品がここにある。断る意志はあっても。どんを信じた私が甘いのか?

確かに、無視をすればいいのかもしれない。過剰反応と言われても仕方がない。
でも、ここで曖昧にしておけば、学会がズルズルと家の中に入り込んでくるような気がするのだ。
拒否をしないと受け入れたことになる。受け入れたと思われると、次から次へ。
雑誌だけで済むのなら良い。イベント、会合、座談会、折伏。
そうはならないかもしれない。雑誌程度で終わるかも。しかし、私はEさんを信用できない。会ったこともない、人が断?も押しつけてくる、そういう人間を信用することができるはずがない。
しかし、話が噛み合わない学会員が多いというのは実感した。
実際は通じないのではなく、ベクトルが違うのだろう。
あちらさんは「善意」の人なのだ。
「自分が良いと思った物を、好きで自腹で人に勧める。自分が良いと思った物を他人が嫌だと思うはずがない。今は嫌がっていても、繰り返せば、そして題目をあげれば、いつか相手に届いて良い物だと分かってもらえる。」
そう思っていて、どういうわけか、そこに「迷惑している人がいる」「自分の思う良い物を良いとは思わない人がいる」という思考が挟まれない。結果的に良い物だとわかってもらえれば、その過程は関係ないのだろう。自分ストーリーだ。確かに、どんの言うとおり、電話なんかしたら、内容はともかく「何かしら祈りが届いたのね!」と喜びそうである。
それがマインドコントロールというのかどうかは、私にはわからないが、自分の思考を中心に思う余り、他人の思考に思いをはせる、ということが出来ないようだ。
しかも、こっちはその特殊な思考の前に、断ることさえできやしない。
そういう考えで、ズルズルと家庭内に入り込まれては困る。
そもそも、宗教のことは夫婦の中で話をして決めて、線引きをしていることなのに。

「好きでやっていること」ねえ。
Eさんの行為が許されるなら私が大量の学会批判本を「良い物だから」と「好きで」Eさん宅に届けても、許されるわけだ。

やってやろうか?あ?

自室があると、便利だ。
私は寝室から布団を移動させ、自室に引きこもった。
いつか独立したら、仕事場にするつもりの自室だが、いっそこのままこの部屋で暮らしてやろうかと思ったりする。特にこんな時は。
取りあえず、数日中はどんのための家事放棄(特に料理)である。
どんは「嫌なら無視すればいい」と言うので、遠慮無く、しばらくどんを無視することにする。
泥沼になるかな?大人げないな、私も。
どんにやつ当たるのは違うのもわかっているし、それで気が晴れるわけでもないが。
でも、釈然としない。うううう、Eさんと直接対決させろ???。(←血の気が多い)
って、それは危険か?危険なんだな。
そうだ、Eさんは実はとんでもないバリで、どんは私をEさんから守るために、どん自身が「死ぬ気」で断ってくるって言ったのね!そうね!きっとそう!………な、わけないか。

布団の中で思考する。
どんと一緒に暮らしたいと思った時、
どんが常識的な学会員だから、一族の中で学会員はどんだけだったから、どんと一緒に暮らしても大丈夫だろうと思った。
学会員であることが、不安にならないほど、どんは出来た人間だった。
私は甘かったのだろうか。
時計の秒針の音の合間に、家の中をどんが動く気配がする。
こういう時は、どんは私の部屋に来ない。
時間をおいて、明日にはニコニコしながら「ご飯、何?」とか言うのだろう。
知るか。
自分のしでかしたことで、一組の夫婦が喧嘩したと知っても、Eさんはパンプキン配達人をするのだろうか。良いことをしていると信じていけるのだろうか。
いっそ、離婚してやったら、Eさんはどう思うだろうか。……ってこの程度で離婚は出来ないか。でもパンプキンが来るから離婚しますって、お笑いだよなあ。原因はEさんだから、慰謝料請求したらEさんが払ってくれるかな。浮気とかだったら、浮気相手に慰謝料請求できるんだけどな……。内容証明で断りの手紙を送るとか……あ、住所も知らない。
前にブログでEさんのことを書いたときは、いろいろEさんの立場や考えに思いを巡らせたけど、もう出来ないな……好きでやってるってさ、私の気持ち無視だもん。思いを巡らせなきゃ良かったな………。
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる。
疲れた脳みそが思考を続ける。
あー、言ってやりたい。Eさんに直接言ってやりたい。
二度と来るなって言ってやりたい。私が仕事で帰り遅いの知ってて夕方に来るって、確信犯だよなぁ。っていうか、ずるくない?顔を合わせないことで拒否する機会を作らないってことだもん。なんだよ、良い物だって思ってるんだったら、正々堂々と私に渡せばいいじゃん。
結婚を後悔しているのだろうか。それとも、ただ楽になりたいだけなのだろうか。
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる。
創価関係で喧嘩するたびに、こういう思考に陥るよな………面倒くさいな…………どっか逃げちゃおうかな………どん、悲しむかな………つーか仕事どうすんの。
どんが学会員じゃなかったら良かったのに。
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる……ぐー。


本日。台所に立つ私。二人分のご飯。
甘いな、私……………。

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「英語であそぼ」の未来お姉さんが早世されて、今日は悲しい1日。
NHKの教育番組が好きなので、よく見ていた。
未来お姉さんの唱うときの表情とか話し方が好きだった。
「弾ける」とか「元気」とか「ひまわり」とか「キュート」とか、そういう言葉を体言した感じの人。
ご冥福をお祈りします。3年の長きに渡る苦しい闘病生活、お疲れさまでした。どうか安らかに。