基本的に土日はお休みのつもりですが、昨日書けなかったので本日更新。

学会2世の知人がいる。二十代半ばの男性である。
両親、姉はバリバリ、彼自身は距離を置いているとのこと。男子部幽霊学会員である。
「親と姉ちゃんが題目を上げている様はゾッとする」と言い切る彼だが、「創価学会は普通の宗教」とも言っている。
確かに多いけど、多いと言うことが普通ということには必ずしもあてはまらないわけで。十二分にヘンな宗教で。
彼が「普通の宗教」と言い張る様は、まるで言い訳をしているように見える。普通の宗教と言うと同時に「ゾッとする」「選挙前は親が五月蠅いから一応友達には公明党を勧める」「姉ちゃんは学会員と結婚したいと言ってるけどオレは勘弁。なのに親が許さない」など学会を嫌がるような言動を取っているからだ。熱心な信者であるお姉さまは、実はいろいろと問題を抱えていて、それが信心では解決できないものなのに必死に題目をあげる様子に呆れていたこともあった。
世間からどういう風に見られているか、学会の不審な点・熱心な信者の社会とのズレも彼はわかっている。わかっているから「普通の宗教」と言い訳をする。彼なりに自分と家族をかばっているのだと思う。(彼の家族も社会とのズレをわかっているから摩擦の少ない学会員同士の結婚を勧めるのだと思うが)
だけど彼が学会に対しておかしいと思うことは多々あって、それがぽろりと出てくる。
しかも創価学会の活動は多の仏教の檀家活動とは全く異なり負担が多い(運営に金がかかるのはかわりないだろうが)。どんの活動の様子を見ていて、これを2世というだけで強制されるのはキツイと思う。
好きでやってる人間と、やらされている人間と、同じ事をしてもかかる負担の差は違う。
学会側から見れば彼は「信心が揺らいでいる」と判断するだろうが、私から見れば「それが当然の反応」だと判断する。
どんに彼のことをどう思うか聞いてみた。
2世的環境とはいえ、成人したのを契機に初めて父親に勧められ結果的に自分で信仰を選び取ったどんから見て、選択の余地なく学会と関わる2
世の彼をどう見るか。
「んー…やっぱりそういう風に反発的になるんじゃないかな。彼の家は束縛がきつそうだしね。俺は宗教は個人のものだと思うけど。でもこれは学会っていうより、彼自身の家の問題だと思うよ」
実は彼の家はお父様が厳しいらしく、学会関係以外にもいろいろ口出しされていたという。
彼はようやっと独り暮らしを始めたばかりだが、実家に住んでいる時は門限まであったという。二十歳をとっくに過ぎているというのに。
詳しいことは触れないが、いろいろと苦労をしているようだ。
学会が、というより、根本は家族の問題かもしれない。
その家族の問題を創価学会という信仰が混ぜっ返して余計にややこしいことになっているような気がする。
時々ネットで見かける、2世さんのぼやき「家族に問題を話し合いたくとも親が信心してればどーのこーのと論点をすり替えていく(親御さんはすり替えているという意識はない)」。
彼の家でもそれはあるのだろうか?

どんは何人か折伏している。と同時に「やってみたけどやっぱり辞めたい」と言ってきた人を、きちんと退会もさせている。それは私も知っている人で、今も全く学会に関わっていないことは確認できる。舅も退会して宗派を変えている。
よく創価学会は退会できないというが、そんなことはないようだ。
退会できないのではなく、周囲の学会員が退会「させない」のだと思う。結果それが「退会できない」ことになってしまうのではないか。
それが2世となると退会はさらに難しいのだろう。
信仰は個人のものだと思うし、親が学会員だからといって学会を選ぶも、選ばないも、彼の自由だ。
それは憲法で保障されている。
創価学会は退会を認めているというが、その創価学会のために「退会させない」という選択の自由を認めない暴挙に出ている学会員が多くいる以上は、その人々を束ねる創価学会はやっぱりおかしいと言わざるを得ない。

またマジメに書いちゃった。えへ。

なので聖教新聞ネタ。
あの4コマ漫画、オチがない。
起承転結という物語構成の基本中の基本がない。
かつ創価学会ネタに結びつける強引な展開。
超スゲエ!!!(褒めてないよ)
実際の人間の日常生活にあまりオチはない。
その「オチのない学会員の日常生活」を繰り広げるあの漫画。
超シュール!!!(褒めてないよ)
革新的な前衛漫画だね!!!(褒めてないよ)