月曜の日本テレビ「スーパーテレビ」のぺ様(私はヨン様とは呼ばん!)特集を見た。
熱狂する妙齢の女性達。
既婚未婚バツイチ関わらずご自分の働いたお金をぺ様に使う方々もいらっしゃると同時に、裕福な夫と結婚された俗に言う「勝ち犬」の方々もいらっしゃると思う。
お金も愛情も手に入れた「勝ち犬」にも関わらず、理想の男性に心をときめき入れ込むというのは、やっぱり、日常では埋められないものがあるのかなあ…。
と、結婚してもなお負け犬気質の私は思ってみたりして。負け犬上等!ビバ負け犬!
(「勝ち犬・負け犬」については酒井順子著「負け犬の遠吠え」参照で)
っていうか、専業主婦でぺ様の追っかけされている方の資金源は……?(だんなさん、ご苦労様です……)
いやね、まあね、個人資産とかある人もいるだろうし、決めつけちゃいかんね私。

その妙齢の女性達というのは、婦人部の年齢層と重なっているのでは、とはたと気づいた。
選挙時に底力を発揮しまくり、世間様に迷惑かけつつ選挙違反に足を突っ込みつつ手弁当でF票を集めあげるアグレッシブかつパワフルな皆さん。
創価学会は婦人部の力で持っている、と豪語される方もいらっしゃるとかで。
その源は学会信仰心だけではないという。
「いるんだよね、名誉会長ファン」
どんからも聞いたことがあるし、ネットのサイトでも見かけたことがある、この言葉。
以前立ち読みした雑誌に創価学会の記事があった。
雑誌名は失念してしまったが、創価学会と宝塚歌劇団の関係を取り上げた記事だったと記憶している。
今は公明党議員になられた学会員元タカラジェンヌが名誉会長と会ったときに「よくがんばっているね、と褒めていただいた。周囲とは競争、努力して当たり前、その努力を人に見せてはいけない、そういう競争社会の中で、会長に褒めていただいたということが救われた」というような主旨のことを語っている。

普段、かけてもらえない言葉をかけてもらうと、やはり人はほだされる。
家庭の中で夫や子に尽くして当たり前、感謝されるわけではない日々を送る→でも学会活動の中でその会のトップに優しい言葉をかけてもらえる。→私のことを見てくださった!→ますますがんばっちゃう。で、名誉会長ファン。
全てがそういう事だと言い切るつもりは全くない。そういうケースもあるのではという話だ。
そのケースをぺ様ファンに当てはめてみる。
家庭の中で夫や子に尽くして当たり前、感謝されるわけではない日々を送る→冬ソナ純愛物語で失ったと思っていた乙女心を取り戻す→その主演俳優の優しい微笑み柔らかな物腰に心奪われる→その主演俳優はファンのことを「家族」と呼び、その「家族」へ(日本のホテルと警察に迷惑をかけても)徹底したファンサービスをする。こんなに私のことを思ってくれている!!→ますますのめり込んじゃう。で、ぺ様ファン。
つまり、名誉会長=ぺ様。容姿は(以下略)

すいませんすいませんでもそういう風に感じたんですすいませんすいません。
で、まあ話は最初に戻るわけだが、既婚未婚バツイチ勝ち犬負け犬専業主婦兼業主婦関わらず、日々の生活の中で満たされなかった何かをぺ様は満たしてくれる。
それは創価学会の名誉会長ファンにもやはりあてはまるところではないだろうか。
ぺ様も名誉会長も、その満たされない何かを見抜き人の心を掌握するということにおいては長けているのだと思う。だから人気俳優、だから名誉会長。例えそれが日本人ファンや宗教団体内という限られた世界でしか通用しなくとも。
でもどんなに熱狂したって、ぺ様や名誉会長が老後の面倒見てくれるわけではない。
結局、「満ち足りない」日常の中にいる、身近な人々が本人を助けることになる。
ファンや信者の代わりはいくらでもいる。でも身近な人々にとって、その人の代わりはその人しかいない。
生活に潤いは大事。でもほどほどに。それから互いに感謝の言葉を。

私的には宗教団体の胡散臭いお爺さん名誉会長写真集を買うより、ン万円もするペ様筋肉写真集を買うほうが全然マシだと思う。ええ。アンチですからワタクシ。
アンチ云々以前に、目の保養になるのはどっちっていう規準で見たら、おのずとねえ?
そら胡散臭いお爺さんの写真じゃ萌えないし。
私個人の美意識がそう判断する。無意識の感覚がした選択だからその辺(笑)
とはいえ本音はどっちか選べと言われたら、間違いなく他の選択肢を探す。

ついでに、スーパーテレビの感想。
ファンの人が怪我したっていう事故。
ペ様が強硬に「私の家族(ファン)に挨拶したい」と警察とホテルの制止を振り切った挙げ句の出来事で。
…………どうなんこの人。
混乱を危惧する警察やホテル側にぺ様は「私の家族(ファン)がそんなことするはずがない」
…………どうなんこの人。好きな男を前にした日本一パワフルでアグレッシブな年齢層の方々の脅威を甘く見過ぎ。
でも、そこまで言い切ったペ様を裏切って突進したファンも……どうなんこの人たち、だよなあ。
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12/1、エイズデーです。
間違った性の情報が氾濫し、とはいえ性教育もままならないこの頃。
とりあえず言えることは
コンドーム着ける、検査にいく、正しい知識を得る。
http://redribbon.yahoo.co.jp/
とっくに対岸の火事じゃあございませんことよ。